セラミック治療における連結冠と単冠

皆さま、こんにちは。
銀座の審美歯科医院 Zetith Dental Clinicです。
今回はセラミック治療における連結冠と
単冠について解説していきます。
“”連結冠””と””単冠””というワードを
初めて聞く方もいらっしゃるかもしれませんが、一つ一つ丁寧に解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

連結冠と単冠とは

[連結冠]
２本以上つながっている被せ物のことです。
ブリッジではなくてもつながっていることがあります。
ちなみにブリッジは、欠損している歯を
補うための３本以上つなげた被せ物です。
欠損部分が真ん中でダミーの歯となり、隣り合っている歯は削ります。

[単冠]
1本分だけの単体の被せ物のことです。
セラミック矯正やむし歯治療による被せ物など幅広い症例に適用できます。

当院が単冠をオススメする理由3つ

・天然歯に近い形を再現できてより自然

連結冠だと連結部分に厚みが出て透明感がなくなるため、入れ歯のような見た目になってしまうことが多く、審美性を求められる方は不自然に感じると思います。

・フロスが通せる

フロスを通さないと歯の汚れ（プラーク）は3割程残ってしまいます。
汚れの残りは口臭や歯周病の原因になります。
特に被せ物は天然の歯に比べ、汚れがつきやすく取りづらい場合があり、清掃のしやすさは被せ物の寿命にも影響が出てくるのでとても大切なことです。

・治療が必要になっても他の歯に影響がない

万が一、被せ物をしている１本だけの治療が必要になった場合、単冠であればその部分だけの治療で済みますが、連結冠の場合はすべて外さなければならない可能性があります。
最終的に接着剤で着けた被せ物は削って外すため、一度外したものを戻すことはできません。

当クリニックは審美歯科であり、一番に審美性を求めて来院される患者様が多いことから、ブリッジでない限りほとんど単冠で治療をしています。

単冠のデメリットと単冠にできないパターン

単冠の良い部分を説明してきましたが、単冠にもデメリットあるいは単冠にできないパターンも存在します。

[デメリット]
・連結冠より手間がかかる
・治療時間がかかる
・高度な技術が求められる

[単冠にできないパターン]
・歯の長さが短い
長さが充分になく安定性が悪い場合は、連結させることで補強することができます。
・歯周病
歯周病は歯を支えている歯槽骨と歯肉が痩せて歯が揺れ、歯肉が腫れる、出血するなど、お口の中で様々なトラブルが発生する病気です。
歯が揺れることによって噛むと痛みが出てしまうため、正常な歯の機能はなくなり、歯周病を治療しないと後々抜けてしまいます。
歯周病の歯と正常な歯を連結させると、正常な歯の負担が大きくなり、共に動揺するようになります。
そのため、高額なセラミックを入れるよりも先に歯周病の治療が優先になります。

[最後に]

被せ物の種類の選択はお口の中の状態や、歯科医師の診断、術後のことや考え方により、さまざまです。
歯の状態によって安定性を考慮し、連結冠にするケースもありますが、説明不足かつ選択肢を提示されずにすべて連結冠にされてしまったというケースもございます。
他院で連結冠になると言われ、セカンドオピニオンを求めて、当院に来院される患者様も大変多いです。
セラミック治療でお悩みの方は、ぜひ一度、無料カウンセリングにいらしてください。
SNS・HPでたくさん症例をアップしているのでそちらも見て頂けると幸いです。

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投稿者プロフィール

佐久間絢子: 審美歯科院長歴11年。
2022年3月
Zetith Dental Clinic
院長就任。
丁寧なカウンセリング・歯の健康を維持した内側からの美を意識した治療方針のもと、オーダーメイド治療をご提供致します。
ひとりひとりに寄り添った治療を心がけると同時に、SNSを使って治療に関する情報をオープンに発信しております。お気軽に何でもご相談ください。