2025.06.25
インビザライン矯正とは?費用・期間・種類・メリットを徹底解説|銀座の審美歯科医が監修

こんにちは。銀座にある審美歯科「Zetith Dental Clinic(ゼティスデンタルクリニック)」です。
今回は、近年非常に人気のあるマウスピース型矯正治療「インビザライン矯正」について詳しくご紹介します。
「インビザライン矯正」とは、透明なマウスピースを用いた歯列矯正治療のことで、目立たず痛みが少ないことから、審美性を重視する方々に選ばれています。
インビザラインは、世界1500万人以上の治療実績を持つアライン・テクノロジー社が開発した矯正装置で、治療のシミュレーションや患者ごとに最適化されたアライナーにより、精度の高い歯列矯正が可能です。
この記事では、インビザライン矯正の種類・費用・治療期間・メリット・デメリット・注意点について、当院の見解を交えてわかりやすく解説します。
インビザラインでの矯正を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
インビザラインとは?
マウスピース矯正の最先端を行く治療システム
1997年アメリカのアライン・テクノロジー社により開発されてから、独自技術の研究を続けています。これまで世界で1500万人以上の治療実績があり、その患者データに基づきさらに改良し続けています。
マウスピース(アライナー)は独自開発の素材を使用し、患者ごとにカスタムメイドされています。
インビザラインは正確なシミュレーションにより、治療完了までのステップを可視化できます。
各ステップでどのように歯が動くのかをリアルタイムで確認できるため、患者自身が治療の進捗を把握しやすいというメリットがあります。
また、このシミュレーションにより治療開始前に、最適な治療期間やアライナーの数を正確に予測することができます。
治療プランの可視化は、患者自身も理解を深め、治療への信頼感を高めます。
治療の透明性を確保することで、安心して治療に取り組むことができます
インビザラインの種類による特徴と治療費用
インビザラインGo
費用:30~60万円
治療期間:半年以内
特徴:軽度な前歯のがたつき、後戻り、すきっ歯など前歯の見た目改善に特化
アライナー枚数:最大20枚
適応:前から上下20本
大臼歯の改善は不可能で、噛み合わせの大きな改善は不可能
インビザライン・コンプリヘンシブ(旧フル)
費用:80~110万円
治療期間:症例により数年
特徴:最も使用される、上下全体の矯正
適応:すべての歯
中~重度の歯並び、抜歯ケースも含む
インビザライン・ライト
費用:40~60万円
治療期間:約半年~1年未満
特徴:14枚以内のアライナーで治療
適応:すべての歯
軽度のがたつき、すきっ歯、再矯正など
インビザライン・エクスプレス
費用:25~40万円
治療期間:3~6か月
特徴:アライナー7枚以下の超短期治療
適応:上下前から16本
軽い後戻りや前歯のちょっとしたずれ
インビザライン・ファースト(小児用)
費用:40~60万円
治療期間:6~18ヶ月
特徴:成長を活かした早期治療
大人とは異なるアプローチで痛みや不快感を抑えながら歯を動かせる
適応:乳歯と臼歯が混在する混合歯列期(6~10歳)
クリニックによって価格設定は大きく違います。
表面上の金額が安くても調整料が別途の場合、最終的に高額になることも。分割払いやデンタルローンなどの対応があるのか、プランに含まれる内容、調整料、リテーナー代も確認しておくと良いでしょう。
インビザラインのメリット・デメリット
メリット
・透明なアライナーで目立ちにくい
・治療開始前に歯の動きをシミュレーションし、治療のゴールをイメージすることができる
・段階的に歯を動かしながら歯並びを矯正するため、痛みが少ない
・取り外し可能
・食べ物の制限は基本的になく、治療中も普段通りに食事ができる
・お水を飲む際はマウスピースを外す必要はない
・歯磨きがしやすく、歯のトラブルが起きにくい
・金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない
・通院は1~2ヶ月に1回程度
・自身の歯並びによって治療範囲を限定することで、比較的短期間・低価格な治療を実現できる
・世界1500万人以上の患者データを基に様々な症例に対応できる
デメリット
・基本的に保険が適用されない自費診療
・一般的に、矯正装置をつける前にむし歯や歯周病の治療を済ませる必要がある
・マウスピース装着推奨時間の1日20~22時間が守れないと、計画通りに歯が動かない。場合によってはマウスピースが入らなくなり、追加料金がかかることもある
・インプラントは動かせないが、差し歯は動かせる。ブリッジなど連結されている補綴物がある場合、治療方針によっては連結部を切断したり、一旦撤去して歯を動かせる場合もあるが、口腔内の状態によって大きく異なる
・コーヒーなど色素が強い飲み物はマウスピースに色が沈着する可能性あり
・少量でも糖分や酸味のあるものはマウスピースを外してから飲み、歯磨きをしてからすぐに装着する必要がある
痛みが少ない理由
インビザラインは段階的に歯を移動させるため、一度に一ヶ月分の0.5mm動かすワイヤー矯正に比べて痛みが少ないとされています。
これは、アライナーを1週間程度ごとに交換し、徐々に歯を動かす設計になっているため、各ステップでの圧力が軽減されるからです。
失敗しやすいパターン
・アライナー装着時間が足りない
→計画通りに歯が動かない。理想と違った、という結果になる。
・アライナーがしっかりはまっていない
→歯がきちんと動かない。
・アタッチメントやIPR(歯と歯の間に隙間をつくる)をしないクリニックを選んでしまう
→矯正の精度を高めるアタッチメント(歯に付ける小さな突起)やIPRが必要なケースを省略されると効果が落ちる。
・咬合を無視した「見た目重視」の治療計画
→前歯の見た目だけを整えて噛み合わせが悪化するケースも。特にGoやライトでは起こりやすい。
・歯根の傾斜移動や骨に対する限界を超えて動かす
→無理な動きをさせる治療プランは、歯根吸収や骨の問題を引き起こす可能性がある。
・リテーナー(保定装置)をさぼる
→治療終了後にリテーナーを使わないと歯は確実に元に戻る。矯正後2年間は要注意。
自己管理の徹底が、インビザライン治療の成功を左右する重要な要因です
症例による適応の限界
インビザラインは重度症例まで適応できますが、複雑な症例については他の治療法を提案されることもあります。
矯正専門の歯科医との相談によって、最適な治療法を選択することが大切です。
正確な診断を受け、適切な治療法を選択することで、最良の結果を得ることができます。
アライナーをなくした場合の対処法
アライナーの紛失は治療計画に影響を及ぼします。すぐにクリニックへ連絡し、指示を仰ぐことが大切です。
また、日常生活で紛失しないように、専用ケースを持ち歩く習慣をつけることも重要です。
アライナーの管理は治療成功のために徹底的に行いましょう。
治療後のリテーナー
矯正治療終了後には、歯を最終位置で維持するためにリテーナー(保定装置)を装着する必要があります。
保定期間は矯正後の重要なステップです。
このプロセスを怠ると、せっかくの治療効果が確実に失われます。指示に従い、装着時間や期間を守りましょう。
当院では現在アソアライナー、今後インビザラインGoも導入予定です。こちらも合わせて読んでみてください。
まとめ
インビザラインは世界で最も治療例の多いマウスピース矯正で、治療可能な歯並びの範囲が広く、治療計画シミュレーションの再現性が高い、最も信頼できるマウスピース矯正です。
歯列矯正はさまざまな治療方法があり、数か月から数年と長期に渡る治療であるため自身のライフスタイルに合うもの、症例に合うものを、幅広く提案できる正しい知識のある歯科医師の判断と治療法が、歯列矯正の成功への鍵となります。
Zetith Dental Clinic(ゼティスデンタルクリック)
銀座の一等地に位置しており、アクセスも「銀座一丁目駅」徒歩1分と非常に便利です。
ただ気になる箇所を変えるだけでなく、色・形・長さまで細かく調整し、できるだけ神経を残す将来を見据えた審美歯科治療を提供しています。
痛みに配慮したやさしい対応と丁寧なカウンセリングで、患者様の不安に寄り添いながら“自分らしい自然な美しさ”を大切にしています。
高級感あふれるクリニックで、リラックスした環境の中、安心して施術を受けていただけます。






ゼティスデンタルクリニックでは、無料カウンセリングを受け付けております。
各SNSでも症例をアップしていますので是非ご覧ください。
投稿者プロフィール

-
審美歯科 院長歴11年。
2022年3月
Zetith Dental Clinic
院長就任。
丁寧なカウンセリング・歯の健康を維持した内側からの美を意識した治療方針のもと、オーダーメイド治療をご提供致します。
ひとりひとりに寄り添った治療を心がけると同時に、SNSを使って治療に関する情報をオープンに発信しております。お気軽に何でもご相談ください。